ニュース | レーティング制マッチメイキングシステム – 6月テストの結果と今後について
先週はレーティング制マッチメイキングシステムのテストに参加していただきありがとうございました。本記事では、今回のテストとその結果について担当者から直接お話ししたいと思います。それではご覧ください。
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どうもこんにちは!みんなの友だち、Dead by Daylight開発チーム リードゲームデザイナーのパトリックです。今回は先週のマッチメイキングシステムのテストについてお話しします。最初に、48時間のテスト中にプレイしてくれた皆さん、どうもありがとうございました!収集したデータや皆さんのフィードバックは超役に立っています。
そもそも「レーティング制マッチメイキングシステム」って何?
レーティング制マッチメイキングシステムは、同じくらいのスキルを持つプレイヤーをマッチングさせて公平なマッチを組むためのシステムのことです。プレイヤーの皆さんは、全生存者で使用される共通のスキルレーティングをひとつ、殺人鬼それぞれで使用される個別のスキルレーティングを殺人鬼のキャラクター数だけ持っています。
スキルレーティングは、マッチ内での戦績や相手側のレーティングによりマッチ1回ごとに変動するダイナミックな指標です。後者についてもう少し説明すると、例えば相手側のレーティングがとても高く、かつマッチ内で活躍できた場合、相手側のレーティングが自分より低かったときよりはるかに多くレーティングが上昇する、というようになっています。
以上がレーティング制マッチメイキングシステムの説明ですがかなり要約しています。裏ではもっとたくさんの微調整や特殊なルールを設定していますが、説明が長くなりすぎないようにすごくシンプルにカットしています。
今回のテストの主な目的は、レーティングが設定されていないプレイヤーに対して違ったアプローチを試みることでした。レーティングが設定されていないプレイヤーとは、このシステムが稼働し始めてから1回もプレイしていない人のことです。たいていはDbDをはじめたばかりの人が該当しますが、長期間お休みしていて戻ってきた人も対象です!今回は、今まで何ヶ月も蓄積してきたデータではなく過去3週間くらいのデータをシステムに登録してテストを行いました。つまりテスト開始後少しの間レーティングが少し正確ではない可能性があり、調整されるのに何回かマッチをプレイする必要がありました。
テストはどうだったんですか?
テスト期間の前半で、皆さんから「強い殺人鬼が弱い生存者とマッチしている」という報告をたくさんいただきました。そのため、テスト開始から26時間くらい経ったころ、レーティングが設定されていない殺人鬼のレーティングを他の殺人鬼のレーティングをもとに補正した状態で開始するシステムをONにしました。例えばあなたがシェイプとトラッパーでとても高いレーティングを持っている状態で、鬼を初めて使ってみることにしたとき、他の殺人鬼での経験を評価して鬼のレーティングが標準より高い状態で開始される、というような機能です。このシステムをONにしたことで各マッチのクオリティが向上したことが確認できたため、今後さらにブラッシュアップしていきます。
これと関連して、レーティングが高いはずのヒルビリーが初心者とマッチングしているという報告をたくさんいただきました。私たちがデータをチェックしたときこの報告とまさに一致しました。ヒル・ビリーの殺傷率がテスト期間中急上昇していたんです!どうやらシステムがヒルビリーのレーティングを無視し、どんな場合でもヒル・ビリーは新しくゲームを始めたばかりのレーティングを使ってマッチングを行っているようでした。ありがたいことに原因はすでにわかっています。ところで、この文章の中でヒルビリーの表現にブレがあることに気づきましたか?もし気づけた人は、このバグがなぜ起きたか推理できるかもしれませんね😉
全体的に見ると、テスト開始から時間が経つにつれ、皆さんがより多くプレイすることでマッチがよりバランスがよいものに近づいていくことがデータ上わかりました。テスト終了前には、大半のマッチで同じくらいの腕前の人をマッチングさせることができていました。
今後、システムの改善と裏側でのデータ収集を継続し、レーティング制マッチメイキングシステムを近日中 (当社比) に常時本稼働できることを願っています!
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いかがでしたでしょうか。レーティング制マッチメイキングシステムについての最新ニュースは、Dead by Daylight公式Twitterを見逃さないようにしてください!
それでは、また霧の森でお会いしましょう。
The Dead by Daylight team