ニュース | 新システム『フィニッシュ・モリ』について
儀式の終わりを、『フィニッシュ・モリ』でおぞましく飾りましょう。
殺人鬼それぞれの性格や人格が最も色濃く表れるのはどこでしょう。そう、メメント・モリです。霧の森でもスター魂を貫くトリックスター、ハグのあまり健康に良くなさそうな食事など……色々ありますね。
現在、メメント・モリのアニメーションを見る手段は、メメント・モリのオファリングを使用して条件を満たすか、ごく限られたパークを装備して条件を満たすしかありません。そのため、メメント・モリが行われること自体非常に珍しいものとなっています。さらにメメント・モリは特定の生存者を儀式から早々に排除するために使われることが多く、あまりよくない評判が積み重なってきました。
次回6.3.0 パブリックテストビルド (PTB) で、新システム『フィニッシュ・モリ』の早期バージョンのテストを行います。通常のPTBと違い、フィニッシュ・モリは6.3.0アップデート配信時に本実装を行いません。本実装前にさらなる作業が必要ではあるものの、まず皆さんにテストする機会を提供し、ご意見を聞いてみたいと考えたからです。
『最後の生存者』について
自分以外の全ての生存者が儀式内で自力で立っていない状態 ― つまり、死亡しているか、瀕死であるか、フックに吊られているか、すでに脱出している場合 ― あなたは『最後の生存者』状態となります。殺人鬼と『最後の生存者』となった生存者の感覚は研ぎ澄まされ、両者の視野角が広がります。他の生存者が救助されたり瀕死から回復したりして最後の生存者の条件を満たさなくなると、この効果は解除されます。しかし、最後の生存者が瀕死になると、即座にフィニッシュ・モリが発動します。
フィニッシュ・モリが発動すると、儀式がドラマチックに幕を閉じます。殺人鬼と最後の生存者が障害物のない決まった場所に移動し、メメント・モリのアニメーションが開始されます。最後の生存者以外で儀式に残っている生存者がいる (フックに吊られているか瀕死となっている生存者) ときは、フィニッシュ・モリの発動と同時にエンティティによって即座に処刑され、殺人鬼の成績では処刑成功として評価されます。
なお、フィニッシュ・モリの発動にメメント・モリのオファリングは必要なく、儀式の基本システムとして登場します。メメント・モリのオファリングがどうなるかについては後述します。
瀕死からの自力回復について
殺人鬼にとってフィニッシュ・モリの登場は、生存者を瀕死にしてそのまま放置する、いわゆる這いずり放置戦法がより強力となることを意味します。残っている生存者全員が同時に瀕死になった瞬間にフィニッシュ・モリが発動するんですから!しかし、生死がかかった生存者も気合を入れなおします。生存者は、基本能力として、瀕死状態のまま45秒間放置されていると自力で負傷状態に回復できるようになります。つまり自力で起き上がるために “不滅” 等のパークを装備する必要はなくなります。またこの時間は瀕死状態の回復速度を変化させる効果により変動します。
関連パークの効果変更について
フィニッシュ・モリの登場と瀕死状態からの自力回復の実装に伴い、これらの能力が効果の一部となっているパークの効果を見直す必要ができました。そのため、以下のパークの効果を変更します。
- “不滅”、 “ソウルガード”、 “弱音はナシだ”、 “恵み:指数関数”: 瀕死状態から自力で回復できる効果は、生存者の基本能力化に伴い、削除します。
- “怨恨”、 “呪術:貪られる希望”: 生存者をメメント・モリできる効果は、儀式の基本システム化に伴い、削除します。
次回PTBで上記パークの一部に変更を行う予定ですが、今回のテストは早期プレビューである関係上、ゲーム内説明文の更新は行いません。変更内容は以下の通りですので、PTBに参加される方はメモしておいてください。
- “不滅”: 瀕死状態から自力で回復できる効果を削除します。瀕死状態での回復速度上昇効果を15/20/25%→80/90/100%に変更します。
- “怨恨”: すべての発電機が修理完了後、オブセッションをメメント・モリできる効果を削除します。すべての発電機が修理完了したとき、オブセッションのオーラを5秒間表示する効果を追加します。
- “呪術:貪られる希望”: 5トークン取得後、あらゆる生存者をメメント・モリできる効果を削除し、5トークン取得後にフックに吊るした生存者は即死する効果に変更します。
なお、上記の変更はフィニッシュ・モリおよび瀕死からの自力回復の本実装と同時に行うため、6.3.0アップデートの配信時は本実装を行いません。パークについても、いつも通り、PTBに参加して試してくれた皆さんからのご意見をお待ちしています。
メメント・モリのオファリングについて
最後の生存者が瀕死になったとき、フィニッシュ・モリは儀式の一部として自動的に発動します。メメント・モリのオファリングを使用しておく必要はありません。逆に言うとメメント・モリのオファリングに使い道が無くなってしまうため、3種のメメント・モリ関連オファリングの効果を変更します。新効果では、フィニッシュ・モリを発動できた儀式で生存者を何人殺傷できたかにより追加BPを得られるオファリングになります。詳しくは以下の通りです。
- “糸杉のメメント・モリ”: 儀式をフィニッシュ・モリで締めくくることに成功し、かつ生存者を合計2人以上死亡させると、8,000BPを得る。
- “象牙のメメント・モリ”: 儀式をフィニッシュ・モリで締めくくることに成功し、かつ生存者を合計3人以上死亡させると、12,000BPを得る。
- “黒檀のメメント・モリ”: 儀式をフィニッシュ・モリで締めくくることに成功し、かつ生存者を4人死亡させると、20,000BPを得る。
前述したパークの変更と同じように、オファリングの変更もフィニッシュ・モリおよび瀕死からの自力回復の本実装と同時に行うため、6.3.0アップデート配信時は本実装を行いません。
今回ご紹介したフィニッシュ・モリと瀕死放置防止システムは、来週Steam版で開始予定のPTBでテストできます。前述の通り、フィニッシュ・モリと瀕死防止システムは早期プレビューの段階であり、6.3.0アップデートでの本実装は行いません。本実装に向けて開発を続けている今、できるだけ早くに皆さんに試してもらってご意見を聞き、将来的な本実装の際、可能な限りスムーズに行いたいと考えたため、今回のPTBでテストすることにしました。
儀式のクライマックスを、新システムでモリあげて行きましょう!フィニッシュ・モリだけに……
The Dead by Daylight team