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ニュース | 6.4.0 - PTB後の変更点について

Donnary21st_BHVR
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edited November 2022 in ニュース

6.4.0アップデートのパブリックテストビルド (PTB) が無事終了し、皆さんからたくさんのご意見をいただくことができました!皆さんからのご意見や懸念事項を受け、来週の6.4.0アップデート本実装に向け色々な変更点を準備しています。今回の記事ではそれをご紹介します! 

殺人鬼ナイトのゲームバランス調整について 

最初に殺人鬼ナイトのゲームバランス調整についてですが、それをお話しする前に、ナイトの衛兵がどのようなシステムで生存者を追うのかご紹介します。 

衛兵が生存者を見つけると、まず生存者を見つけた場所まで障害物をすり抜けながら移動します。その後、地面を走って生存者を追いかけます。このシステムは衛兵がフェンス越しに生存者を見つけたときなど、生存者がいた場所にたどり着くまでに長時間かかってしまうようなシチュエーションを避け、衛兵がスムーズに動作できるように設計されています。 

さらに、衛兵のシステムは生存者視点でも工夫がされています。衛兵が生存者を見つけた位置まで移動するには少し時間がかかるようにしてあるため、突然衛兵が現れて反応する前に一瞬で攻撃を食らうようなことにはならないようにしています。衛兵は単独でも生存者を追い払うことには長けていますが、生存者に安定してダメージを与えるにはナイトとコンビを組んで追い詰める必要があります。衛兵が単独だと逃げ切られることが多いのは想定された仕様です。 

その上で、PTBを経て、衛兵の各動作に必要以上の時間がかかり、チェイス中に衛兵を効果的に使用するのが難しかったり、衛兵が追い始める前に生存者が距離を稼げ過ぎてしまったりすることがわかりました。そこで、6.4.0アップデート本実装時、ナイトの衛兵に関する能力に以下の変更を加えます。 

  • 衛兵を呼び出してから出現するまでの時間を2秒→1.5秒に変更します。 
  • 衛兵が生存者を発見し、発見地点まで移動するのにかかる時間を3秒→2.5秒に変更します。 
  • 衛兵を呼び出してから、探知範囲が最大まで広がるのにかかる時間を1.5秒→1秒に変更します。 
  • 巡回中の衛兵に通常攻撃すると、巡回を中断させて衛兵を戻すことができるように変更します。 

秒数で見ると小さな変更に見えるかもしれませんが、この3点を組み合わせると衛兵の反応がとても良くなり、生存者をより安定して発見できるようになるでしょう。かつ、生存者側から見て理不尽にならないレベルに抑えられているはずです。 

また、ナイトが衛兵を通常攻撃するとその衛兵を巡回の途中で戻せるように変更します。こうするとすぐに特殊能力のクールダウンが始まるため、必要に応じて呼び戻すことで衛兵が巡回を終えるまで待たなくても次の衛兵を出せるようになります。 

衛兵が生存者を見つけて発見地点まで移動すると、その場に記章旗を置いて追跡を開始します。追われている生存者は記章旗を回収すると衛兵を消すことができますが、追われ始めた瞬間に回収されないよう、取得できるようになるまで数秒かかるようにしてあります。PTBでは、記章旗が拾えるようになるまでの時間が少し短く、ちょっとした障害物を1~2周すればすぐ回収できてしまっていました。そこで、6.4.0アップデート本実装時、衛兵の記章旗に関する能力も変更を行います。 

  • 執行人: 記章旗が有効になるまでの時間を8秒→10秒に変更します。 
  • 暗殺者&看守: 記章旗が有効になるまでの時間を2秒→5秒に変更します。 

最後に、一部アドオンにも6.4.0アップデート本実装時に変更を加えます。 

  • “領域の地図”: 衛兵の探知範囲を拡大する効果を6m→4mに変更します。 
  • “火打ち石と打ち金”: 効果対象を、破壊されていないパレット→破壊されていない、かつ倒れているパレットに変更します。 
  • “治癒の湿布薬”: 効果対象を、衛兵の初期位置から36m以上離れた生存者→衛兵の初期位置から24m以内の生存者に変更します。 
  • “騎士の契約”: 効果範囲を8m→12mに変更します。 

今回ご紹介した変更で、本実装されたナイトがスマートに活躍できることを願っています。いつも通り、本実装後もモニタリングを継続します。 

“呪術:闇との対面” について 

PTBでテストした新パーク “呪術:闇との対面” の効果が分かりづらく、効果を活用しづらいというご意見を皆さんからいただきました。効果が分かりやすく、また安定して使えるよう、本実装時に効果を多少変更することにしました。 

  • 効果が発生して対象の生存者が叫ぶ間隔を、20秒~40秒のランダム→固定25秒に変更し、効果が予測できるようにします。 
  • 呪われた生存者のオーラを他の生存者が見える効果を削除します。“呪術:闇との対面” のトーテムを浄化して解除するのが難しくなるでしょう。 
  • パークの説明文をわかりやすく変更します。また、呪いのトーテムを浄化すると効果が失われるのは呪術パーク共通のため、説明文から削除します。 

“呪術:闇との対面” や他の新パークも、本実装後の戦績を見守っていきます。 

“瓦礫と化した広場” について 

PTB中に多くいただいたご意見の中に、新マップの霧の色に関するものがありました。 “瓦礫と化した広場” の霧の色は明るい赤であるため、特に色覚特性をお持ちの方は赤い傷跡や血痕を見るのが難しいことがわかりました。そこで、本実装時は霧の赤色を抑えることにします。さらにパレットとフックのテクスチャを更新し、より見やすくします。 

懐中電灯の変更点について 

PTB開放前、殺人鬼が生存者を持ち上げるときコンマ数秒の「スタン受付時間」を設けることを発表しました。これは懐中電灯でスタン救助するには知識がいるという点は変えずに、かつタイミングがあまりにもシビアすぎるのを改善することを意図していました。また先日のアップデートで懐中電灯をON・OFFできる頻度を落としたため、タイミングの調整がしづらくなった点を相殺する目的もありました。 

残念なことに、PTBを開放する直前、不具合によりこの受付時間が正常に機能しなくなってしまい、殺人鬼が生存者を持ち上げているアニメーション中は常にスタン受付時間となり、いつスタンさせても救助できるという現象が発生してしまいました。これは私たちの望むところではないため、本実装時はコンマ数秒のスタン受付時間中のみ救助が成功する本来の仕様に変更します。 

代わりに、PTB期間中、ベストなスタン受付時間を決めるため開発チーム内で追加のテストを行いました。するとスタン受付時間は生存者の画面ではなくサーバー側の処理で決まるため、通信品質次第で実際よりはるかに短く感じられることがわかりました。そこで、スタン受付時間を殺人鬼が生存者を持ち上げ終わる前0.25秒→0.4秒に変更することにしました。これで、ある程度のラグを考慮しても本来想定していた長さと近くなると考えています。 

この変更の目的は、ライト救助の頻度をすさまじく多くすることではなく、ライト救助のタイミングがシビアすぎるのを改善することです。そのため、本実装後、この変更がどのような影響を与えるかを特に注視していきます。 


今回ご紹介した変更点は、6.4.0アップデート、そして新チャプター『Forged in Fog』が登場する11月23日にすべて本実装予定です。いつも通り、本実装後もモニタリングを行い、必要に応じて再調整を行っていきます。 

 

それではまた次回… 

The Dead by Daylight team 

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