開発チームアップデート | 2024年1月PTB

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DbD開発チーム
DbD開発チーム Community Manager Posts: 40
edited January 25 in ニュース

新しい1年が始まって数週間経ちました。つまり、1) ほとんどの人が新年の抱負をすでに破って、 2) 今年初のPTBを振り返る時期になった ということですね。今回の開発チームアップデートでは、直近のPTBでいただいたフィードバックと本実装前に変更を行う点についてお話します。 

怨霊 

今回のアップデートで私たちは怨霊を長期間プレイしてる皆さんが寂しがっていた要素を元に戻し、かつ最近の改善部分を維持することを目指していました。PTBでのこれらの変更にポジティブな反応があり嬉しいです。しかし、本実装前にいくつか粗削りだった部分を改善したいと思っています。 

呪いのロック 

フックに吊られると呪いの進行度が永久に固定されることにより、呪いが何個も溜まった状態でフックに吊られた生存者は怨霊にとって明確なターゲットとなってしまいました。数個追加で呪いのスタックを溜めれば素早く簡単にキルを取れるからです。これは間接的に殺人鬼がフックから救助された生存者を探して再度追う戦法を推進してしまっていました。(俗に言うトンネル戦法です) 

これを軽減するため、フックに吊られた生存者が固定される呪いは最大2スタックとします。それ以上の呪いスタックは維持されますが、通常通り生存者が除去できます。これは2回目に吊られたときも起こり、最大4スタック固定されます。 

これで生存者にフックから救助されたあと呪いを除去するチャンスを与えつつ、マッチ後半で呪いキルが以前よりはるかに主要な手段であることを維持できるでしょう。 

念写の連打 

今回のアップデートで解消したかった奇妙なプレイスタイルのひとつが、最短でテレポートを繰り返して呪いを素早くばらまく主要な戦術です。私たちは呪いの有効範囲を電源がついたテレビの周囲に制限することでこれを解消し念写のクールダウンを削除できると考えていましたが、創造力豊かな怨霊プレイヤーの皆さんが最初に違うテレビに意図的にテレポートすることで、目標のテレビの近くにいる生存者や近づいて行っている生存者に呪いを2つ以上付与できることを発見しました。頭いいですね! 

テレポートのクールダウンが無くなったことで使い心地が良くなったというポジティブなコメントを多くいただいたので、クールダウンを復活させることはしたくありませんでした。その代わり以下の変更を加えます。 

能力メーターが10秒間かけてリチャージされる。 

  • 能力メーターが満タンだと、念写時に電源がついたテレビの近くにいる生存者に呪いを1スタック与え、能力メーターが空になる。 
  • 能力メーターが満タンでない場合、念写しても呪いが与えられず、能力メーターもリセットされない。 

これにより怨霊は(念写できる電源がついたテレビがある限り)マップ上を自由に移動でき、かつ複数のテレビにテレポートを繰り返すことで素早く呪いを溜める戦法ができなくなります。 

ブライト 

ブライトはPTBでアドオンに複数の変更が加えられました。これらを注意深く観察して皆さんの意見を精査し、アップデート配信前に改善したいトラブルメーカーのアドオンを特定しました。 

化合物33  

PTBではこのアドオンはブライトの旋回レートを連続突進ごとに33%ずつ上昇させていました。この効果は私たちの想定より強くなり、生存者が突進攻撃を避けるのが非常に難しくなってしまいました。 

そこで、連続突進の旋回レートボーナスを11%に減少(以前は33%)しました。また効果に必要な突進の距離を3mに減少(以前は4m)しました。この効果は3回までスタックします。 

玉虫色のブライト用ラベル  

PTBでこのアドオンはブライトに突進攻撃が成功したあと能力にクールダウンが入る代わりに無限の突進回数を与えました。結果としてこの欠点はこれを制御可能な程度に収めるのには不十分であったため、いくつか調整を行います。 

玉虫色のブライト用ラベルを装備した状態で突進攻撃(成功しても失敗しても)、激突の失敗、または突進でパレットを破壊すると、ブライトの能力は20秒間のクールダウンに入る。 

これにより能力はより頻繁にクールダウンに入り、生存者に殺人鬼を避けるチャンスをより多く与えるでしょう。 

アドレナリンの小瓶 

元々このアドオンは多くのプラス効果を与えることで万能アドオンとなっていました。PTBでは効果をいくつか削除することでシンプルにしました。これによりこのアドオンが想定より弱くなってしまったため、以下の変更を加えます。 

旋回レートペナルティ(以前は-55%)を削除しました。5%の突進スピードボーナスを再度追加しました。(以前は10%) 

ヒルビリー 

チェーンソーを起動しましょう!PTBのヒルビリーにポジティブな意見をいただき嬉しいです。本実装ではアドオンをいくつか改善し、有効な選択肢をできるだけ多く与えたいと考えました。 

油を差したスロットル&トンプソンズ・ミックス 

PTBではこれらのアドオンはチェーンソーが命中したときのクールダウンを減少していました。これは大抵の場合、当然のことながら、あまり多くの利益を提供しませんでした。 

これらのアドオンは命中したときに限らずチェーンソーを使用した後の回復時間を8%と12%減少させます。(以前は10%と15%) 

保温ケース&ボロボロのエンジン 

これらは簡単な数値の変更です。保温ケース&ボロボロのエンジンは、チェーンソーを使用していないとき熱が減少する速度を20%と30%減少(以前は10%と15%)させます。温かくしておきましょう! 

廃棄されたエアフィルター &高速アイドラネジ 

これらの2つのアドオンはオーバードライブのメーターが減り始めるまでの時間を増加させます。これらの数値を20%と30%に増加させました。(以前は15%と20%) 

パーク 

最後に、今回のPTBで変更したパークのうち2つに調整を行いました。 

最後のお楽しみ  

PTB中、最後のお楽しみはどんな理由でもオブセッションが1段階負傷したときトークンを失っていました。これによりオブセッションが最後のお楽しみのトークンを減らすためあえて深手状態を治療せず瀕死になるような変な行動ができてしまっていました。 

最後のお楽しみはオブセッションが通常攻撃か特殊攻撃に当たったとき2個トークンを失うように変更しました。 

これによりオブセッションは殺人鬼のトークンを失わせるためには自分を危険な状況に置く必要があります。 

加速の策略 

PTBで加速の策略に効果範囲を広げ修理速度ボーナスを下げる変更を行いました。多くの皆さんが低下した修理速度ボーナスは殺人鬼を発電機修理中の仲間に呼び寄せてしまうリスクに見合わないと感じました。そこで、修理速度ボーナスを元に戻します。加速の策略は36m以内の生存者に6/7/8%の修理速度ボーナスを与えます。 

注目リスト 

締める前に、新しい試みをひとつ。その名も、「注目リスト」です。 

私たち開発チームでは、アップデートのたびに、情報に基づいた決定を下すことを心掛けていますが、時には変更を加える前に、実際の環境でどのように動作するのか、より吟味して確かめる必要があります。しかしその間にも、皆さんに何もお知らせしないままにはしたくありません。そこで、「注目リスト」をご用意しました。このリストにはアップデート実装後にさらなる変更が必要かどうかを判断する前に、私たちが特に注目する項目が記載されています。 

ひとつ注意しておきますが、リストに挙げられているからといって、必ず変更が加えられるわけではありません。同様に、リストにない項目も必要に応じて変更されることがあります。このリストの目的は、開発チームが何をモニタリングしているのかを可視化し、受け取ったフィードバックを認識することにあります。 

「不吉な包囲」×「死人のスイッチ」 

このパークの組み合わせについては、PTBの段階で問題の可能性が報告されていました。「不吉な包囲」が発動すると、生存者は発電機の修理を強制的に中断させられ、それによって「死人のスイッチ」が発動し、発電機がかなり長い時間ブロックされてしまいます。この効果は殺人鬼にすべての発電機に対して「死人のスイッチ」を発動できる一貫した手段を与えることになり、そのほとんどの時間で殺人鬼が優位な状態になります。 

この組み合わせには2つのパークスロットが必要とはいえ、併用することで発電機を長時間ブロックできてしまいます。この問題については今後も注視し、収拾がつかないような事態にならないよう、対処する予定です。 

発電機への変更 

発電機はすべての儀式において根幹をなす要素であり、どのような変更も綿密に行う必要があります。残念なことに、PTB稼働時はエラーの影響で本機能が一時的に無効となり、限られた数のフィードバックしか回収できませんでした。結論を下す前に、実際のマッチにおけるこの機能の動作についてさらなる情報を収集したいと考えています。  

後退イベントの機能は、通常進行のマッチに影響を与えるのではなく、極端に長引いているマッチを終わらせるためにあります。この機能についてのフィードバックの中には、実際のマッチでは複数の後退系パークが同時に使用される際に影響するのではないかという懸念をいくつか受け取っています。PTBの時点ではこれによる影響は頻繁には見受けられませんでしたが、接戦になることの多い通常のゲームにおいては、もっと頻発する可能性があります。 

怨霊 

最近、怨霊には数多くの変更が加えられ、殺人鬼としての強さがどの程度に落ち着くかを予測しづらくなっています。今回のバージョンには非常に自信がありますが、強力すぎる戦術や、至らない点が出てこないかを注意深く見守り、必要に応じて再調整を行う予定です。 

ヒルビリー 

ヒルビリーは多くの可能性を秘めていますが、扱い方については覚えることが多い殺人鬼です。優秀なヒルビリー使いが恐ろしいのは当然ですが、オーバードライブ機能によりさらにその恐ろしさに拍車をかけられるようになります。ヒルビリーを使う人は、オーバードライブ中のチェーンソーの操作や効率的な熱量管理に慣れるまである程度の時間がかかるでしょう。今後も引き続き、ヒルビリーのチェーンソーをプレイヤーが習得していく様子(あるいはサビを振り落とす様)を見ながら、そのうち調整が必要かどうかを見極めていく予定です。  

 

今回の開発チームアップデートは以上です。今回の投稿でお伝えした各調整は、1月31日にアップデート配信時に実装される予定です。皆さんのご意見を楽しみにしております! 

それでは、またお会いしましょう。 

The Dead by Daylight team

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Comments

  • DbD開発チーム
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    【追記】本開発チームアップデートを公開後に皆さんからいただいたご意見を受け、怨霊に行う追加の調整を準備中であることをお知らせします。追加の調整はチャプター間アップデートをリリースしてから数週間以内にミニアップデートの一環として行う予定です。再調整の計画が決まり次第皆さんにお知らせします。

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