開発チームアップデート | ナイトメアのリワークなど

DbD開発チーム

また開発チームアップデートの時間がやってきました。しかも今回は悪夢を焚きつけるような内容です。そうです、フレディ・クルーガーがリワークされることになりました。その内容について知っておきたいことを全てご紹介します。

ナイトメアことフレディ・クルーガーは、ホラー作品の中でも最も有名な殺人鬼の一人です。彼は『Dead by Daylight』の初心者プレイヤーに対しては手強い敵となり得るものの、他の殺人鬼に比べると少し力不足に感じられるようになりました。今回のリワークは、あの象徴的なセーターに身を包んだフレディにしか実現できない大混乱を巻き起こさせ、プレイヤーの皆さんに倒錯した快感を再び味わってもらうことを目的としています。

彼の特殊能力には、「ドリームデーモン」というフレディの本来あるべき姿をより感じられるように、いくつかの調整が加えられました。また、ナイトメアにより柔軟な攻撃手段を持たせることで一貫した脅威を発揮できるようし、生存者が起きているときでもドリームワールドの存在を感じるようにしました。

• [変更] アビリティ発動のボタンでドリームスネアとドリームパレットを切り替える。

開発チームのコメント：これは長い間ご要望のあった変更で、ようやく実現することができ大変嬉しいです。常に2つの強力な能力にアクセスできることで、ナイトメアはその名の通り、悪夢のように生存者たちの動きを鈍らせ、精神的に追い詰めることができます。能力を素早く切り替えられることにより、追跡中に2つの異なる手段を活用でき、これらの能力をマスターしたときにより高い効果が発揮できます。

• [新規] ドリームスネアは12メートル/秒で移動し、この能力には5秒間のクールダウンがある。放たれたドリームスネアは壁を貫通し、階段を上るが、高い場所の端から落ちることはない。
• [新規] ドリームスネアは眠っている生存者と起きている生存者に異なる効果を与える。ドリームスネアが当たると、眠っている生存者は4秒間妨害状態となり、起きている生存者は睡眠メーターに30秒が追加される。

開発チームのコメント：この変更によってスネア攻撃の柔軟性が高まるため、ナイトメアはより幅広い状況の敵に対してスネア攻撃が行えるようになります。また、眠っていない生存者に対しても効果を与えられることで、この能力が影響を及ぼす幅が広がるだけでなく、悪夢を与えるというテーマも演出します。

• [新規] ナイトメアはドリームパレットを血飛沫を上げながら破裂させることができる。ドリームパレットは発動から1.5秒後に破裂して半径3メートルの範囲に影響を及ぼす。この破裂が当たると、眠っている生存者は負傷し、起きている生存者は睡眠メーターに60秒が追加される。

開発チームのコメント：ドリームパレットは生存者との心理戦に使える面白くてやりがいのある手段でしたが、その攻撃が成功したときの効果をより一層高めました。今回の変更により、生存者は追跡を逃れられても、この攻撃の餌食になる危険に常につきまとわれることになります。

• [新規] ナイトメアは発電機（修理の完了したもの、ブロックされたもの、終局状態のもの）にテレポートできる。また、ドリームワールドで治療中の生存者にもテレポートできる。治療中の生存者にドリームプロジェクションを行うと、ナイトメアはその生存者の12メートル以内にテレポートする。テレポートした際に8メートル以内にいた生存者は殺人鬼の本能で探知され、その睡眠メーターに15秒が追加される。
• [変更] テレポートのクールダウンが45秒から30秒に短縮される。また、テレポートのキャンセルは行えない。

開発チームのコメント：ナイトメアのプレイスタイルで重要なのはナイトメアが同時にあちこちに存在するという幻覚を作り出すことで、ドリームプロジェクションはそれを実現するのに重要な役割を果たします。この能力をさらに効果的にするためにいくつかの変更を加え、儀式の後半になってもナイトメアの能力が落ちないようにしました。

最後にドリームワールドに加えられた変更をご紹介します。その名前に惑わされてはいけません。ドリームワールドが作り出す心理的な拷問は、夢とは程遠いものです。このアップデートでは眠っている生存者に恐怖やパラノイアや緊迫感を与えるため、小さいながらも重要な調整をいくつか取り入れました。

• [新規] ドリームワールドで治療中の生存者は、治療中は殺人鬼の本能により探知され（治療を止めると探知が3秒間継続）、ナイトメアが探知された生存者にテレポートできる。

また、ドリームワールドのビジュアルにも少し改良を加え、プレイヤーが幻想の世界にさらに没入できるようにしました。今後もこれを改善していく予定ですので、お楽しみに。

• [変更] 眠っている生存者は、起きるのにどの目覚まし時計でも使える。
• [新規] 目覚まし時計は使用されると45秒のクールダウンに入り、その間は使用できない。

開発チームのコメント：生存者側では主に目覚まし時計と眠りから目覚める過程に関する不満に対処することに重点が置かれました。今回導入された変更により、全体的なバランスを損なうことなく、生存者がナイトメアとの対峙をより楽しめるようになると考えています。

アップデートされたナイトメアのゲームプレイを皆さんに喜んでいただければ幸いです。今後も皆さんから寄せられるご感想やご意見に耳を傾けていきます。もちろん、眠りの世界に引きずり込まれなければ、の話ですが…

ナイトメアのアドオン

このリワークでは、ナイトメアの全てのアドオンにも変更が加えられました。新しくなったアドオンを使ってロードアウトを選択するときに、きっとあなたの想像力が刺激されることでしょう。ここでは、このアップデートで登場する注目すべきアドオンをいくつかご紹介します。

赤いペイントブラシ（ウルトラレア）

• [変更前] すべての生存者がドリームワールドにいる状態で儀式が開始される。ドリームワールドでは、スキルチェックに失敗しても生存者は目覚めない。
• [新規] ドリームワールドにいる生存者が32メートル以上離れると、その生存者のオーラが視える。各生存者の睡眠メーターが満タンになるまでの長さが50%増加する。

黒い箱（ウルトラレア）

• [変更前] 開いて間もない脱出ゲートが15秒間ブロックされる。
• [新規] 脱出ゲートが開かれたとき、眠っている生存者に対してゲートが15秒間ブロックされる。

スイングチェーン（ベリーレア）

• [変更前] 生存者がドリームワールドにいる時、足音が50%増大する。
• [新規] ドリームプロジェクションを使用したあと16メートル以内の全ての窓枠が6秒間ブロックされる

アップデートのリリース後にアドオンの全リストをご確認ください。このアップデートによって、より一層恐ろしいアドオンを持つことになったドリームデーモンをお楽しみに。

プレイヤーが続けて同じ領域に送られることを防ぐため、同じマップが続けて出現するのを防ぐシステムの代わりに領域の繰り返しを防ぐシステムが導入されます。

プレイヤーが送られる「領域」と「マップ」には違いがあります。領域はキャラクターの記憶から引き出され、エンティティによって悪夢のように歪められた一つの世界を指し、「マクミラン・エステート」、「コールドウィンド・ファーム」、「レッド・フォレスト」などがあります。一方、マップはそれぞれの領域に存在する様々なロケーションを指します。新しいシステムは、同じ領域に続けてプレイヤーが送られることを防ぐようデザインされています。なお、マップのオファリングが使われた場合は、その効果がこのシステムに優先します。

「深手」の仕組みやその手当ては経験豊富なプレイヤーにとっては慣れ親しんだものであっても、新しいプレイヤーにとっては分かりづらいものでした。

そのため、その状況をより明確に把握できるよう、フェイスキャンプ対策メーターと同じような視覚的に確認できるメーターを実装しました。このメーターは画面の中央下部に表示され、手当てを完了するまで表示されるので、深手の状況を簡単に把握できます。

また、深手状態にあるときに表示される血しぶきや暗くなる効果を軽減しました。一方、深手メーターに微かな視覚効果を加えることで深手の深刻な状態を表現しました。以下のスクリーンショットをご確認ください。

『Dead by Daylight』にはこれまで膨大な数のキャラクターが登場し、その数は増え続けています。さらにそれぞれのキャラクターには3つの固有パークがあり、殺人鬼には習得すべき特殊能力があります。

そのため、自分好みのプレイスタイルに合うキャラクターを見つけるのが難しいこともあります。長年のプレイヤーの中には、未所有の殺人鬼としてプレイして、その力を試すことのできる特定のオファリングを覚えている方もいるでしょう。

この度、イベント期間中にイベントのキャラクター選択画面から特定のキャラクターを無料で使用できる新たなシステムが導入されました。無料トライアルの対象となるのは一部のキャラクターに限られ、当社の裁量で選択されますが、無料トライアルは誰でも利用可能となります。

このシステムは期間限定で利用可能となり、ブラッドウェブへのアクセスも制限されますが、プレイヤーは持っていないキャラクターを実際に体験し、そのキャラクター専用のチャレンジを完了することもできます。

今回の開発チームアップデートは以上です。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。次のPTB でナイトメアを是非お試しください。

それではまた次回…

The Dead by Daylight team