開発チームアップデート | 2025年5月
あっという間に9.0.0アップデートが近づいてきましたが、今回は明後日のパブリックテストビルド(PTB)に導入される主なゲームプレイの変更点をご紹介します。前回と同様に各トピックに関する具体的な数値は、PTBのパッチノートでお知らせしますのでそちらをご確認ください。
それでは以下の詳細をご覧ください。
新しい機能
- 生存者の処刑が「次のゲームに進む」ための意図的なものか判定するシステムを追加。
- 「意図的に次のゲームに進んだ」と判定された場合、プレイヤーには切断ペナルティポイントが課される。
- 初めてフックに吊るされたときに自力でフック脱出を試みる選択肢を削除。ただし、以下のいずれかを装備している場合を除く。
- パーク「ツルツルとした肉体」
- パーク「賭け金のレイズ」
- 「運」を増加するオファリング
- 「運」を増加するオファリングに、自力でフック脱出を試みる能力をアンロックする効果を追加。
- 生存者が「もがく」スキルチェックに2回反応しなかったあとに即座に殺されることはなくなる。
追記:PTBでは切断ペナルティシステムが有効でないため、「次のゲームに進む」ペナルティの一部はテストに含まれません。
開発チームのコメント:戦意喪失、つまり「次に進む」行為を二方向から対策するためにこれらの変更を行いました。繰り返しの違反を罰することと、自力でフックから抜けるアクションの悪用を制限することです。マッチの序盤でフックから自力で脱出する行為を特定のパークやオファリングを装備した生存者に制限することで、自力でのフック脱出を利用可能な戦略として維持するとともに、その行為が悪用されるケースを抑えることができます。
- 放置状態を判定するシステムを更新。
注記:プレイヤーが放置状態だと判定されると生存者の頭上にカラスが1羽飛び回り、時間の経過に伴いその数が3羽まで増えます。
- 頭上にカラスが3羽飛び回るようになると、その生存者は他のプレイヤーに対する衝突判定を失う。
開発チームのコメント:新しくなったシステムでは、マッチに貢献しなくなったプレイヤーを判定する方法が調整されます。カラスのシステムは以前とほぼ同じですが、カラスが3羽飛び回るようになると生存者が意図的にチームメイトに嫌がらせをする行為や殺人鬼が生存者を人質に取る行為を防止できるような効果を追加しました。
- 「自動ブラッドウェブ」ボタンを追加し、これを使用することで、持っているブラッドポイントで進められる範囲で、指定したレベルの数だけブラッドウェブのレベルを上げられる。
開発チームのコメント:これは最もリクエストの多い機能の一つだったので、今回実現できて大変嬉しく思います!新機能の仕組みはとても簡単で、進めたいブレッドウェブのレベル数を決めて、レベルアップに必要なブラッドポイントの量を承認するだけで、あっという間にブラッドウェブのレベルを進められます。さらに、ブラッドウェブの処理をより効率的にするため、一度表示したポップアップの一部は再び表示されないようにしました。
- 2人以上の生存者が死んだ状況で以下の条件が満たされるとメメント・モリが発動可能になるようにメメント・モリのシステムを更新。
- 最後から2人目の生存者がフックに吊るされ、耐久フェーズに達している。
- 最後の生存者が生きている(無傷、負傷、または瀕死状態)。
開発チームのコメント:今回の変更により、勝利の確実となった殺人鬼がメメント・モリをより早く発動できるようになり、フックに吊るされた生存者が処刑されるまで待つ必要がなくなります。その結果、生存者も殺人鬼もより早く次のマッチに進むことができます。
- マップのオファリングが一定の確率で指定された領域にキャラクターを送り、その領域が確実に選ばれるものではなくなる。
- マップのオファリングの効果は重複しない。
- マップとゲームプレイに影響を与えるオファリングは、ロード画面で秘密扱いとなり、他のプレイヤーに表示されない。
開発チームのコメント:マップとゲームプレイに影響を与えるオファリングをロード画面でシークレットにすることの意図は、サプライズ要素を維持し、反対の役割があなたの戦術を分かったうえでマッチが始まることを防ぐことです。
- 以下のように出現ルールを調整。
- 生存者は互いにできるだけ近くの場所でマッチを始める。
- 生存者は同じ階でマッチを始める(該当する場合)。
- 殺人鬼は小さいマップではその中央でマッチを始めない。
- 「別離の覆布」の名前を「消滅の覆布」に変更し、生存者のスポーン位置を変更するオファリングを無効にする効果に変更。
- 「団結の覆布」の名前を「別離の覆布」に変更し、生存者が互いに離れた場所に出現する効果に変更。
開発チームのコメント:これらの出現ルールの変更により、オファリングの影響を受けていない場合、出現位置がより均一に感じられるようになるでしょう。また、一部の「覆布」オファリングが使用した生存者あるいは殺人鬼の不利になるような状況をもたらすことがあったため、使ったプレイヤーに有利になるよう調整しました。
- グラフィック設定メニューに「動画」カテゴリを追加。
- ゲームの明るさを調節できるよう、「動画」カテゴリにガンマ値の調整を追加。
開発チームのコメント:『Dead by Daylight』は明暗のコントラストによってゲーム体験が大きく左右されるゲームですが、コンソールではオプションの設定が限られているため、明るさを調整するのが難しいことがあります。この問題を軽減するために、ガンマ値を調整する機能を追加しました。これによってプレイヤーは自分にとって最適な明るさにゲーム環境を近づけることができます。
最低設定
最高設定
- カスタムマッチの観戦者スロットを5に増加しました。
- カスタムマッチを観戦するとき、特定のキャラクターや1個ずつ視点を切り替えられるホットキーを追加しました。
- 上記の変更にコントローラーのサポートを追加しました。
開発チームのコメント:カスタムマッチは簡単に友達と一緒に遊べますが、大会を行うときにも便利なツールです。そういった環境で合理的に使用するのを助けるため、臨機応変に実況するのがより簡単になるよう、視点切り替えの複数の手段にホットキーを追加しました。さらに、観戦者スロットが増加したことにより、大会主催者は視聴者にすべての視点を同時に見せることも可能となりました。
さらに、カスタムマッチには今後のアップデートでさらなる機能改善を予定しています。続報をお楽しみに!
殺人鬼に関するアップデート
- 複数のアドオンを調整。
開発チームのコメント:アーティストは全体的に見るとバランスの取れた状態であり、便利なアドオンを使って戦い方を調整することができます。今回は、さらに多様な組み合わせを可能にするため、パフォーマンスの最も高いアドオンと低いアドオンを少し調整し、まんべんなく利用されるようにしました。
これらの変更の詳細はパッチノートを公開後にチェックしてください。
- リッチの呪文がすべて、儀式の開始時に利用できる。
- すべての呪文のクールダウンを短縮。
- 「ディスペリング・スフィアー」の領域が最初素早く移動し、徐々に遅くなる。
- 生存者が「ディスペリング・スフィアー」の領域を出てから殺人鬼の本能の効果が続く時間を延長。
- 「フライ」が終わってから攻撃可能になるまでの時間をわずかに延長。
- 「フライ」の持続時間と移動速度を上昇。
- 既知の問題を修正し、「メイジ・ハンド」がパレットを抑える時間を生存者と殺人鬼両方が同じになるよう調整。
- 殺人鬼が対応する魔法を唱えたとき、生存者の魔法のアイテムの効果を増加。
- 複数のアドオンを調整。
開発チームのコメント:リッチの特殊能力は、生存者を確実に負傷させることよりも、呪文をうまく使って優位に立つことに重点を置いています。今回の調整では、その使用頻度を高めるため、彼の4つの呪文を調整しました。今後は呪文をより頻繁に唱えることができます。また、呪文をよりスムーズに使えるような調整も導入されました。
生存者に関しては、魔法のアイテムが各呪文に対する有効な対抗手段だと感じられるように、魔法のアイテムの効果を多少強化しました。
パークに関するアップデート
- 海の呼び声
- 闇の信仰心
- 呪術:報復
- 機械学習
- 人体の超越
- 終末期
- 戦慄
- バシッ!
開発チームのコメント:使用率や殺傷率の低い殺人鬼パークを見直し、その有効性を高めるために数値を調整することで若干のバフを取り入れました。変更点の詳細は後日パッチノートをご確認ください。
- 植物学の知識
- 光の闘士
- カウンターフォース
- 苦肉の策
- 共感的つながり
- 歓喜
- 忍び足
開発チームのコメント:殺人鬼のパークと同様に、生存者に関してもパフォーマンスの低いパークを特定し、数値を調整し、小さなバフを取り入れました。詳細は後日パッチノートをご確認ください。
それではまた次回…
The Dead by Daylight team
















