開発チームアップデート | 『Tools Of Torment』本実装時の変更点

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edited February 2023 in ニュース

新チャプター『Tools Of Torment』のパブリックテストビルド (PTB) を開始してから約1週間経ち、皆さんからのご意見を隅々まで確認するのに大忙しでした。PTBに参加して実際に試してご意見をお送りいただいた皆さん、いつもありがとうございます!私たちがDead by Daylightをより良いものにしていけるのは、皆さんのご意見のお陰です。

今日は、3月8日の本実装に向けて準備中のゲームバランス調整や改善点をご紹介します。盛りだくさんですよ! 

殺人鬼スカルマーチャントの変更点について 

まず、現代技術を引っ提げて登場したマーちゃんスカルマーチャントです。スカルマーチャントには本実装時に多くのバランス調整を行う予定ですが、その理由も皆さんに知って欲しいので、順を追って1個ずつ説明します。 

PTBでは、ドローンを設置したあと次に設置するのに12.5秒間のクールダウンがありました。元々ドローンは他のドローンの近くに設置できないという制約があるので、このクールダウンがあることで余計に不自由に感じることがありました。そこで、ドローンを再設置するときのクールダウンを12.5秒→0秒(無し)に変更します。さらに、ドローンを遠隔で再有効化するときのクールダウンを12.5秒→10秒に変更します。 

ドローンを設置すると、有効モードになるまで4秒かかります。この時間を使い、生存者は設置されたのを見てからロックオンされる前に余裕を持って逃げ出すことができました。そこで、本実装時は新しく設置されたドローンが起動するのにかかる時間を4秒→3秒に変更します。 

PTBでは、生存者は設置されたドローンを5秒後に無効化することができました。これによって、チームワークに優れた生存者の手にかかるとドローン設置直後に何もできないまま無効化してしまうことが可能でした。そのため本実装時は設置後のドローンをハッキングできるようになる時間を5秒後→10秒後に変更します。その後ドローンはハッキング可能となりますが、その後も20秒間有効化されたままとなり(合計30秒)、その後偵察モードになります。偵察モードのドローンを遠隔で有効化できるのは変わりません。 

スカルマーチャントは、有効化中のドローンの検出範囲内に入って3秒後に探知不可状態となり、脅威範囲を隠して生存者に忍び寄れるようになります。しかしこの3秒という時間は少し長く、効果が出るまでボーッと待つ時間が発生することがあったため、有効化中のドローン範囲内で探知不可状態となるまでの時間を3秒→2秒に変更します。 

生存者が有効化中のドローン検出範囲内に踏み入るか偵察中のドローンのスキャンに引っかかると、ロックオンが開始され、完了すると無防備状態となります。しかし無防備状態の効果時間が短いため、すでに生存者を追っている最中に無防備状態にしない限り攻撃を当てるのが難しいことがわかりました。そこで、ロックオンに以下の変更を加えます。 

  • ロックオンが満タンになった後、空になるまでの時間(無防備状態の継続時間)を30秒→60秒に変更します。 
  • ロックオンが満タンになる前にドローンの検出範囲から抜けた場合、ロックオンゲージが減少し始めるのを5秒後→10秒後に変更します。 
  • ロックオンが満タンになった後ドローンの検出範囲から抜け、その後再度有効化中のドローンの検出範囲内に入った場合、ロックオンが即座に再度満タンになり、検出範囲から抜けない限りロックオンゲージが減少しないように変更します。(つまり、有効化中のドローンを避け続けない限りずっと無防備状態が続きます。) 
  • 生存者を計画的に追い詰めやすくなるよう、スカルマーチャント視点で各生存者のロックオンゲージが表示されるように変更します。 

ドローンの強みはロックオンだけではありません。生存者を探す網、文字通り「空中の目」としても機能します。しかしPTBではこの点を有効活用するのが難しかったため、ここにも変更を加えます。 

  • スカルマーチャントがより長く生存者の位置を把握できるよう、クロートラップのバッテリーが持続する時間を25秒→45秒に変更します。これに伴い、アドオン“過充電”の効果も調整予定です。 
  • スカルマーチャントがレーダーで生存者の位置を確認したとき、生存者側に通知が表示されないように変更します。 
  • スカルマーチャントがレーダーを確認中の移動速度を4.0m/秒→4.4m/秒に変更します。 
  • 生存者の位置を捉えたことがよりわかりやすくなるよう、効果音を更新します。 

ここまでの変更により、生存者はPTBよりずっと慎重になる必要があるでしょう。しかし行き過ぎてスカルマーチャントと対峙するのがつまらなくならないよう、生存者寄りの変更点も用意してあります。ただしリスクもあるので、大胆になり過ぎないように! 

  • クロートラップがついている状態の生存者がドローンに近づいても、ドローンが無敵状態(ハッキングできない状態)にならないように変更します。 
  • 生存者は、クロートラップがついている状態でもドローンをハッキングできるように変更します。クロートラップが付いている状態で検出範囲内に入ると即座にドローンが有効化し、クロートラップが充電されるのは変更ありません。 
  • 生存者がハッキングに失敗すると、即座にロックオンが満タンとなるように変更します。 

ドローンを生存者をロックオンするために使うにせよ、生存者の一挙手一投足を監視し続けるために使うにせよ、本実装時のスカルマーチャントはかなり大きな脅威となるでしょう。3月8日をお楽しみに! 

パークの変更点について 

スカルマーチャントのバランス調整に加え、PTB参加者の方からいただいたご意見を参考に、一部パークのバランス調整も行います。 

“イラプション” 

  • 発動したときに後退する発電機の修理進行度を、発動時点の進行度の10%→全体の10%に再変更します。 

PTBで、“イラプション”から生存者を行動不能にする効果を削除し、修理進行度の後退量を全体の10%から発動時点の進行度の10%に変更しました。行動不能効果を削除する点は私たちの想定通りになりましたが、後退量の変更は少しやり過ぎでした。そこで、本実装時は修理進行度の後退量部分を現在のバージョンと同等に戻します。 

“バシッ!” 

  • 発動できる有効時間を、45/60/75秒→無制限に変更します。 

“バシッ!”が面白いのは名前だけじゃありません。“バシッ!”は発動すると生存者に叫び声を上げさせ、オーラも表示させる優れものです。しかし、“バシッ!”を発動するにはまず生存者をフックに吊るし、その後一定時間内にパレットか破壊可能壁を破壊する必要がありました。“バシッ!”を持っている殺人鬼が慌てて“バシッ!”を発動するためのパレットや破壊可能壁を探す必要がないよう、“バシッ!”の有効時間を完全に削除することにしました。“バシッ!”は生存者をフックに吊ったあと、発動するまでずっと有効のままになります。一度発動すると、次回生存者をフックに吊るまで“バシッ!”は無効化されます。さて、何回“バシッ!”と言ったでしょう? 

“陰の実力者” 

  • 効果を変更します。新効果: 殺人鬼が他の生存者を持ち上げたときに4秒間の迅速効果が発動する。 

新生存者レナート・リーラとともに登場した“陰の実力者”は、仲間をフックから救助すると自分が迅速効果を得られるという効果でした。しかし、この効果は救助された生存者を置き去りにするため殺人鬼の格好の獲物にしてしまうというご意見をいただきました。そこで、“陰の実力者”は本実装時に効果を変更します。新効果では殺人鬼が仲間を持ち上げたとき迅速効果が発生するようになります。これに伴い、迅速の効果時間は6秒→4秒になります。 

このダッシュをどう使うかはあなた次第です!懐中電灯を入れやすい位置に滑り込むか、フック救助しやすい場所に素早く移動するか、あるいは見捨てて遠くに逃げるか……皆さんが新しい“陰の実力者”をどう使うか楽しみにしています。 


今回ご紹介した変更点は、3月8日配信の6.6.0アップデートで新チャプター『Tools Of Torment』とともに実装予定です。空中のドローンと迫り来るスカルマーチャント、両方から目を離さないように……。 


それではまた次回。 

The Dead by Daylight team 

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